井出靖によるスクラップ・シリーズ第3弾はジャズ 『VINTAGE JAZZ POSTER SCRAP』発売

国内外でロングセラーを続ける『VINTAGE POSTER SCRAP』、『VINTAGE MUSIC T-SHIRT SCRAP』に続いて、待望のスクラップ・シリーズ第3弾はジャズ。『VINTAGE JAZZ POSTER SCRAP』が3月18日(月)に発売されます。

ジャズに焦点を当て、オリジナルのヴィンテージ・ポスターを中心に、フライヤーから当時の公演のブックレット、カレンダー、マガジンまで。世界にジャズのレコード・ジャケット本は数あれど、ポスター本は世界初ではないでしょうか。

井出靖が自身の自伝本『Rolling On The Road』の資料探しからスタートし、いつのまにかハマってしまったジャズと言う名の深い沼。収められているものの9割は井出が約1年半で集中して集めたものばかり。

「僕が想う“JAZZ”」、まさに気分はクインシー・ジョーンズ(のアルバム・タイトル)です。“This Is how I feel About jazz”まさに、Birth Of Coolな仕上がりに。

[沖野修也 ( Kyoto Jazz Massive / Kyoto Jazz Sextet ) あとがきより抜粋]
この書籍を手にした僕は、その果てしない“沼”の広がりと深さに畏怖の念を抱くと共に、 素晴らしい数々のグラフィックを一覧出来る幸せを噛み締めている。出会う可能性がなかったポスターが、手の中に収められる事になるとは夢にも思わなかった。
僕はこれからもジャズのポスターを買うだろう。井出さんが教えてくれたカタログを手に……。同じDJ、プロデューサーとしてだけでなく、ジャズ・ポスターの蒐集家として、先輩の背中は遠くて、頼もしい。

[門井隆盛 あとがきより抜粋]
この本に掲載されているポスターや雑誌やパンフレットなどは、美術館に展示されたり、ギャラリーで億単位で売買されているようなものではない。むしろレコード屋やコンサート会場や街角などで普通に見ることができたものだろう。そして、いつか忘れ去られていたようなものかも知れない。でも、これらの作品を作った人たちは情熱を持って、クリエイティビティを発揮して、一つ一つの作品を作り上げ、妥協なき美を生み出した。そんな埋もれた作品を掘り起こす着眼点こそが、この本ならではの美しさをもたらしているのではないだろうか?
そう、井出靖とは偉大なるディガーなのだ。

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