デンソーが三菱電機に快勝! 長崎でバスケWリーグ 日本代表3人が躍動

【デンソー―三菱電機】第4クオーター4分、デンソーの高田がシュートを決めて74点目=県立総合体育館

 バスケットボール女子のWリーグは25日、各地で6試合が行われ、長崎市の県立総合体育館で開催された「デンソー-三菱電機」は、デンソーが三菱電機に92-60で快勝した。通算成績はデンソーが18勝2敗で2位、三菱電機が6勝14敗で9位。
 デンソーは第1クオーター中盤から徐々に流れをつかむと、木村らが4本の3点シュートを決めて26-17とリードを奪った。第2クオーターも渡部、馬瓜らを中心に外角シュートを次々に決めて、49-31と差を広げた。
 第3クオーターは三菱電機が渡邉のドライブなどで反撃したが、デンソーも佐世保市出身の永田のミドルなどで手堅く加点。第4クオーターも三菱電機は根本が3本の3点シュートを決めて粘ったが、点差を詰められなかった。
 同日は前座として福岡第一高-瓊浦高のエキシビションマッチも開催。前半に主導権を握った福岡第一高が101-72で瓊浦高を振り切った。瓊浦高2年の松尾祥汰主将は「全国トップのチームと戦えるのは光栄なこと。この経験を生かして強くなりたい」と先を見据えていた。

◎「もっと魅了したい」

 デンソーに所属する日本代表のセンター高田、フォワード赤穂ひ、馬瓜らのプレーを見ようと、会場に詰めかけたファンは2210人。福岡第一高-瓊浦高の前座試合も含めて、スピード感あふれるバスケットボールの醍醐味(だいごみ)を堪能した。
 序盤から代表選手が期待通りの輝きを放った。高田は第1クオーターに2本の3点シュートを成功し、チームを勢いづかせた。その後もゴール下で強さを発揮し、両チームトップの16得点。通算4000リバウンドも達成した。赤穂ひ、馬瓜も外角シュートやドライブなどで次々に加点し、3人で計39点。観戦した長崎西高1年の今井空那さんは「自分たちにできないプレーを見ることができて楽しかった」と目を輝かせていた。
 今月、日本代表がパリ五輪出場を決めたばかりで、盛り上がる女子バスケット界。高田は「金メダルを獲得できるように、もっとファンを魅了できるように頑張っていきたい」と力強く宣言した。

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