母猫が姿を消し、取り残された「手のひらサイズ」の子猫 保護されて「人間くさく成長」した6年後の姿にほっこり

手のひらにおさまるほど小さかった子猫の「成長ビフォーアフター」にグッとくる!

引用元:@cute_nekosmama

紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@cute_nekosmamaさんが投稿していたこちらの写真。そこには、まだ目も開いていない小さな子猫・豆大福くん(撮影時、生後2〜3日/愛称:お豆)の姿が写っています。

飼い主さんに話を聞くと、写真は豆大福くんを保護したときに撮ったものだといいます。豆大福くんとはどのようにして出会ったのでしょうか。

飼い主さん:
「職場の敷地内で野良猫のお母さんが出産をしました。お母さん猫は子猫を数匹生んだ後に子猫たちを移動させたのですが、お豆を含む2匹を残してそのまま戻りませんでした。

『このままでは赤ちゃんが持たない』と思い、2匹を保護したんです」

引用元:写真提供/@cute_nekosmama

生まれて間もない猫を見るのは初めてだったという飼い主さん。「可愛いというよりは、とにかくあまりの小ささに驚きました」と、当時の心境を話します。

ミルクを飲み、オシッコが出たときは涙が

引用元:写真提供/@cute_nekosmama

手のひらにおさまるほど小さかった豆大福くんたちを保護した飼い主さん。保護当初は心配なことが多かったそうですが、2匹は小さな体で懸命に生きようとしていたそうです。

飼い主さん:
「はじめはミルクもうまく飲めず、『もしかすると一晩も持たないかもしれない』という覚悟をして、つきっきりで見守りました。なんとかミルクを飲み、オシッコが出たときは涙が出たことを覚えています。

生後1カ月頃までは毎日心配で、仕事もそっちのけでお世話をしていましたね」

引用元:@cute_nekosmama

飼い主さんは、少しずつ成長していく豆大福くんたちの様子を見守っていました。飼い主さんの家にはすでに先住猫がいたため、子猫をこのままお迎えするかどうか悩んだそうですが、「ここまでお世話をしたら手放すことができなくなりました」と話します。

飼い主さんは、一番小さくてまだまだ手のかかる豆大福くんを家族に迎えることを決意。もう1匹のきょうだいは無事に里親さんが見つかり、2匹はそれぞれの“ずっとのおうち”で暮らすことになりました。

豆大福くんは6才に! どのようなコに成長した?

引用元:@cute_nekosmama

出会いから6年の月日が経過し、豆大福くんは6才のおとなの猫になりました。赤ちゃんの頃から一緒にいるためか、飼い主さんにベッタリの甘えん坊さんに成長したとのこと。

飼い主さんのあとをついて歩いたり、姿が見えないと探してくれたり。そんな豆大福くんの行動が、とても愛おしいといいます。

また、「私を見て育ったからか、“人間くさい”ところがあります」と、飼い主さんは豆大福くんについて話します。

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飼い主さん:
「我が家には先住猫のみかん姐さんもいますが、最初の頃はみかん姐さんの拒否反応がひどく、お豆は猫とのふれあいを知らずに育ったので、猫というよりは人間くさく育ってしまったように思います」

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飼い主さん:
「気づくと2本足で立っていたり、とても器用に手を使ったりするので、みかん姐さんには『怪しいやつ(猫ではない?)』と思われているようです。そういうところも含め、いつも私を笑わせてくれる楽しいコです」

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ちなみに、豆大福くんとみかん姐さんですが、「6才になった今、ようやく距離が縮んできたようで、最近は一緒に遊ぶまでになりました」とのこと。

時間はかかったようですが、今では2匹の微笑ましいやりとりが見られるそうです。

「一緒に過ごす時間が何よりも幸せ」

引用元:@cute_nekosmama

立派に成長してくれた豆大福くんについて、「生まれたての頃から見ているので、我が子のようです」と話す飼い主さん。

2匹の愛猫・豆大福くんとみかん姐さんとの暮らしについて聞くと、飼い主さんは次のように話していました。

飼い主さん:
「2匹は何よりの“癒し”です。そばにいてくれることが、生きる、頑張る、すべての力の源です。2匹との暮らしは、毎日の何気ないことすべてが楽しいですし、一緒に過ごす時間が何よりも幸せだと感じています」

写真提供・取材協力/@cute_nekosmamaさん/X(旧Twitter)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ

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