遊佐町長・時田博機氏の死去に伴う町長選(3月19日告示、24日投開票)に、町議の松永裕美氏(57)=遊佐=が立候補する意思を固めたことが23日、分かった。同町長選には同町議会副議長の斎藤武氏(49)=白井新田=も出馬の意向を示しており、選挙戦が濃厚となった。
山形新聞の取材に松永氏は「町の基幹産業である農業の振興に一層力を注ぎ、災害に強いまちづくりを目指す。時田氏の施策も継承していく」と述べた。近く正式表明する。22日に町議の辞職届を提出した。現時点で町議の欠員数は2となる見通しで、町長選と同じ日程で町議補欠選が行われる予定。
松永氏は遊佐町出身。酒田東高、青山学院女子短大を経て大手電機メーカーに勤務。2000年に母親の介護のため帰郷した。15年の町議選で初当選し、現在3期目。