子育て“第3の居場所”で支援 長崎「みなと坂ポテト」開所 16カ所目、市全区域に設置完了

おもちゃで遊ぶ子どもたち=長崎市、みなと坂ポテト

 長崎市みなと坂2丁目に市子育て支援センター「みなと坂ポテト」が開所した。NPO法人なめしポテト(平剛志理事長)が運営し、親も子どももリラックスして過ごせる“第3の居場所”を目指す。子育て支援センターの設置は市内で16カ所目となり、市子ども・子育て支援事業計画で定める区域全てに設置が完了した。
 同施設は、おおむね3歳未満の子どもと保護者が対象。利用無料。祝日を除く月~土曜の午前10時~午後4時、育児経験者の女性スタッフ6人(うち1人保育士)が在籍し、1日当たり2人が常駐する。
 個室の相談室や授乳室のほか、0歳児が対象の沐浴(もくよく)室を備え、おもちゃや絵本なども充実。人工芝の野外スペースもあり、晴れた日は日なたぼっこもできる。遊べるリビングをテーマにした部屋の中央には、保護者もくつろげるソファを設置した。
 13日に開所し、利用者も少しずつ増加。長男の流暉ちゃん(1)と訪れた同市みなと坂1丁目の久保川花織さん(33)は「待ちに待ったオープン。時間が空いた時に気軽に行けるから助かる」と話した。

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