清本美波は「Qi10 LS × 24 VENTUS BLUE」 “新作づくし”でプロデビュー

新しい1Wの組み合わせにご満悦(撮影/服部謙二郎)

◇国内男女◇HEIWA×PGM チャリティゴルフ(24日)◇PGMゴルフリゾート沖縄(沖縄)◇男子7116yd、女子6359yd(パー73)

2023年プロテストでトップ合格を果たした清本美波。沖縄で行われた1日競技のペアマッチでプロデビュー戦を飾った(大槻智晴とのペアで16位タイ)。そのキャディバッグの中をのぞくと、14本すべてテーラーメイドに。アマチュア時代からクラブを使用していた同社と用具契約を結んでいた。

クラブの中でも目を見張ったのはドライバーだ。「Qi10 LS」(10.5度)に、薄い青色をした藤倉コンポジットの最新シャフト「24 VENTUS BLUE」(5SR)の組み合わせ。

Qi10 LSに24 VENTUS BLUE(撮影/服部謙二郎)

PGAツアーのハードヒッターも使うヘッドに、「中元調子で前作ベンタスブルーより先端が強くて安定感が増しました」(藤倉コンポジットツアー担当)というシャフトを挿す、“ゴリゴリな男前スペック”だ。いったいどのような流れでこの一本に決まったのか。

まずはヘッド。「低スピンヘッドを自分で操作するのが好き。スピンも多い方なので、これまでも『ステルス2 プラス』でした」と、元々ロースピン系のヘッドを使用してきた。「スピン量は2300~2400回転に収まりました。球もしっかり上がってくれます」。他のモデルを試すことなく、一発で「―LS」に決まったという。

そしてシャフト。これまでは藤倉コンポジットの「スピーダー NXグリーン」(5S)だったが、今月から最新ベンタスへスイッチ(途中でグリーンの5SRも試した)。

7番ホールでティショットを放つ(撮影/服部謙二郎)

「スイングをいろいろ変える中で、このシャフト(24 VENTUS)の安定感がハマって球がすごく収まってくれました。ホント曲がらなくなったんです」と持ち球のドローにも磨きがかかった。

初速も上がり、「冬場なのに60m/s出たんですよ。今までヘッドスピードの割に初速が出ないのが悩みだったので」とホクホク顔。いつもトラックマンの数値とにらめっこして、初速やスピン量を自らチェックし、飛距離アップを図っているという。

今季は国内下部のステップアップツアーが主戦場。開幕に向けて「ワクワクしています。攻めのゴルフを見てもらいたい」。小気味よく振ってかっ飛ばす彼女のドライバーショットを、ぜひ試合会場で生で見てもらいたい。(沖縄県恩納村/服部謙二郎)

クラブ契約はテーラーメイドを選んだ(撮影/服部謙二郎)
新しいドライバーとシャフトでプロデビュー(撮影/服部謙二郎)

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