ステランティスCEOがEU目標堅持表明、35年ガソリン新車販売禁止で

[ベルリン 24日 ロイター] - 24日付のドイツ紙ディ・ヴェルトによると、欧米自動車大手ステランティスのカルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)が同紙のインタビューに応じ、2035年からガソリン車とディーゼルエンジン車の新車販売を事実上禁止する欧州連合(EU)の目標を堅持する意向を表明した。

この目標を巡っては、欧州議会が6月の選挙後に右傾化する可能性があり、見直しや撤回につながりかねないとの声が政界と自動車産業界から出ていた。

同CEOは「2035年の内燃機関(の車)の販売禁止に何の異論もない。この要件を支持する」と明言した。ただ、目標達成の技術費用は依然として高額なため、今後も補助金が必要だと述べた。

欧州議会は23年2月、自動車メーカーに対し新車が排出する二酸化炭素(CO2)量に関し、35年までに100%削減を義務付けることを承認していた。

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