キレッキレで魅せるチアダンス 小学生は地域の人気者 「元気、勇気、笑顔」がモットー

華麗な演技を披露するブルーエンジェルスの高学年チーム(京丹後市峰山町・府丹後文化会館)

 人気ロックバンド「10―FEET」のヒット曲「第ゼロ感」に乗せて、高学年チーム(小学4~6年、11人)のメンバーがポンポンを手に全身を動かし、跳びはねる。

 チアダンスサークル・ブルーエンジェルスのモットーは「元気、勇気、笑顔」。京都府京丹後市内のイベントで披露するチアダンスは動きにキレと華があり、会場を盛り上げる。キャプテンのいさなご小6年嵯峨根李佳さん(12)=同市峰山町=は「勢い良く伸び伸びした動きになるよう、チームみんなで力を合わせています」と胸を張る。

 高学年と低学年(小学1~3年、11人)のチームに分かれて週1回、約1時間の練習のうち、半分ほどをランニングや体幹を鍛えるストレッチ、軽い筋力トレーニングの基礎練習にあてる。「基礎が身に付けば、自然とリズムに合わせて体が動くようになる」。講師中西香里さん(58)=同町=の言葉通り、メンバーは休憩時間でも、音合わせで曲が流れると笑顔を弾ませてチアダンスを始める。

 「こうやれば、みんなの手足がもっとそろうように見えるかな」「こっちのやり方もいいかも」など、メンバーが互いの動きを確認し合って振り付けの動きを繰り返す。中西さんは「子ども同士で教え合うことで一体感が生まれ、見応えのある演技へとつながっていく」と見守る。

 1年前に友達から誘われてチアダンスを始めたという低学年チームのメンバーの一人(9)は「みんなと笑顔になれるのが楽しい」と喜んだ。

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