建物被害7万7804戸 1次避難6千人切る

緊急の公費解体で倒れそうな危険な建物から家財道具などを運び出す業者=26日午前9時20分、珠洲市飯田町

 石川県の26日午後2時時点の集計によると、能登半島地震による県内の住宅被害は7万7804戸となった。12市町で被害調査が進み、前回から2143戸増えた。市町別では七尾市1万4889戸、珠洲市1万4029戸、輪島市1万1774戸、志賀町6234戸、能登町6032戸など。

 12市町224カ所に開設した1次避難所に身を寄せた被災者は5922人となり、6千人を下回った。1.5次避難所には133人、旅館やホテルなどの2次避難所には4850人が入った。

 断水は七尾市900戸、穴水町450戸、志賀町100戸、珠洲市と能登町が50戸ずつ解消し、残る世帯は7市町で計2万230戸となった。

 災害関連死15人を含む死者数は241人、負傷者数は1186人で、いずれも前日から変化はない。輪島市の9人が安否不明となっている。

© 株式会社北國新聞社