「1回目と全く同じことをしても…」県有地活用 辞退相次ぐも、条件見直して再募集へ

愛媛県の県民文化会館前にある、県有地の活用をめぐるニュースです。
民間事業者の募集が難航していることを受け、条件を見直した上で再募集する方針が県の委員会で了承されました。

県民文化会館前に広がるおよそ1万平方メートルの県有地をめぐって県は、国際会議場や宿泊機能などを備えた施設の整備を目指し、去年11月から事業者を募集していましたが、準備の期間が短いことなどから応募の辞退が相次ぎました。

最終的に応募があったのは1社のみでしたが、その内容についても県は「実現の可能性が低い」と判断していて、期限までに条件を満たす提案はありませんでした。

(愛媛県企画振興部・赤坂 克洋部長)
「了承して頂けましたら、速やかに再募集の手続きに移行させて頂ければと」

事業者の選定について話し合う県の委員会。
2回目の26日は、冒頭を除き非公開で行われ、事業者を再募集する方針が了承されました。参加した委員は…。

(記者)
「時間が長引いていたが」
(参加した委員)
「ちゃんと県の方で説明頂きました」

(愛媛県企画振興部・赤坂 克洋部長)
「再募集ということで了解をもらったので、速やかに再募集の手続きに入りたい」
(記者)
「今回は非公開にした理由は」
(赤坂部長)
「事業者の色々な事業計画に影響がありますので」

その上で、事業者からの応募を促すため、条件を見直す方針を明らかにしました。

(愛媛県総合政策課・一政 恒之課長)
「1回目の募集と全く同じことをしても、事業者としても中々参加しにくいと思うので、要件については、改めて検討したい」

県は、今年夏ごろをめどに事業者の再募集を行う方針です。

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