「気付いたら体がボロボロ 自分に限界を感じた」元サッカー日本代表岡崎慎司が今季で現役引退 代表歴代3位の50得点 清水で大ブレイク

サッカー元日本代表で、清水エスパルスでも活躍したFW岡崎慎司選手(37)が今シーズン限りで現役引退することが2月26日、所属するベルギー・シントトロイデンから発表されました。

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岡崎選手は兵庫県出身、滝川二高から2005年、清水エスパルスに加入すると、長谷川健太監督のもと成長を続け、2008シーズン、自身初の二けた得点を記録します。代名詞は「ダイビングヘッド」。果敢に頭から突っ込むプレースタイルでゴールを量産し、2009シーズンには14ゴール、翌2010シーズンには13ゴールと大ブレイク。在籍6シーズンで計42ゴールを挙げ、活躍の舞台をヨーロッパに移します。

ドイツ・ブンデスリーガのシュトゥットガルトを皮切りに、マインツ、2015シーズンからはイングランド・レスターでプレー。プレミアリーグ優勝にも貢献します。その後、マラガ、ウエスカ、カルタヘナとスペインでプレーし、今シーズンからシントトロイデンに移籍しました。

日本代表でも活躍した岡崎選手はワールドカップ3度出場。代表通算50ゴールは、75得点の釜本邦茂さん、55ゴールの三浦知良選手に次ぐ歴代3位。通算119試合出場も史上5位の記録を持ちます。

岡崎選手は所属するシントトロインデンの公式ページで引退を発表し、次のようにコメントを発表しています。

「皆さんにご報告があります。今シーズン限りで引退する事に決めました。サッカー選手として今まで全力を尽くしてきたけど、気付いたら体がボロボロで、そして自然と自分に限界を感じました。このクラブに来た事、このクラブで引退を決意した事は運命だと感じています。

シーズンが終わったら改めて引退について話が出来たらと思います。シーズン最後まで復帰を目指しながらチームに貢献できるよう頑張ります。

応援してくれる人に正直でいたくて、クラブと話をして早くに発表させてもらいました。最後は自分を応援してくれた人の為にも頑張ります。岡崎慎司」

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