夏宝竜氏が香港到着、7日間の視察

中央香港マカオ工作弁公室主任であり、国務院香港マカオ弁公室主任である夏宝竜氏は2月22日、北京から香港に到着し、香港マカオ問題について7日間の視察調査研究の行程を開始した。23日付香港各紙によると、夏主任は22日午前11時頃に香港国際空港に到着し、李家超・行政長官、中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)の鄭雁雄・主任、陳国基・政務長官らの出迎えを受けた。午後に特区政府本庁舎に到着した夏主任は、取材していた報道陣に向かって手を振り「皆さん、こんにちは」と挨拶した。夏主任は22日午後に特区政府関係者らとシンポジウムを開催し、夕方には礼賓府での夕食会に出席した。23日も視察を続け、多くの立法会議員が通知を受けて面会した。

夏主任は今回の香港訪問について、昨年12月に李長官が職務報告を行った際の習近平・国家主席の重要演説の精神を実践し、香港の経済発展、地域統治などの状況を理解するためであると指摘。香港の長期的な繁栄と安定をより良く守り、「1国2制度」の安定的かつ長期的な発展を促進するための新たな段階と新たな発展を特区政府および社会各界とともに考えると説明した。夏主任は、香港国際空港は世界的に有名なブランドであり、香港は長い間、祖国に支えられ世界とつながっているという利点を最大限に発揮し、国際航空ハブを形成してきたと指摘。香港が安定から繁栄へ移行する新たな発展段階において、中央政府は引き続き香港の航空ネットワークの拡大を支援し、国際航空ハブとしての香港の地位をさらに強固にし強化すると述べた。

夏主任は22日午後、特区政府関係者と2つのシンポジウムを開催した。最初のセッションは、主要高官全員と常任秘書長との会議。陳国基・政務長官はメディアに対し、会議では当局者が香港の経済、人民生活、基本法第23条の立法などについて紹介し、夏主任は特区政府の取り組みを高く評価し、肯定したと述べた。陳長官はまた、夏主任の香港訪問は昨年4月以来で、今回が香港滞在期間としては最も長く、夏主任が香港の発展に関心を示していると指摘。今年は中華人民共和国建国75周年に当たり、夏主任が旧正月明け早々に香港を訪問することは象徴的な意味があると指摘した。特区政府は国家安全保障政策を効果的に実施し、「第23条」法案を完成させ、「1国2制度」を継続できるよう経済発展に注力すると述べた。

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