過激派組織が台湾で警官殺害の訓練

過激派組織「屠龍小隊」と他の無名小隊は2019年の湾仔でのデモ中に警官を襲撃するために大小2つの爆弾を用意し、同時に武装集団が高所から無差別に発砲するよう手配していたことが明らかになった。2月23日付香港各紙によると、首謀者男性(24歳)と「屠龍小隊」隊長(22歳)は22日に高等法院(高等裁判所)で、反テロ条例に基づく爆破事件やその他の犯罪を共謀した罪を認めた。事件内容は、多くの人が退役軍人から軍事訓練を受けるために台湾に赴いたほか、西貢でピストルやAR15長銃のテストを行い、デモ前夜には10キログラムのANFO爆薬や起爆装置を使用して自家製の爆発物を組み立てたという。爆発すれば100本を超える金属釘が400メートル範囲に高速で飛び散り、人々を殺害できるものだ。

「屠龍小隊」隊長である黄振強氏(22歳)と、無名小隊の首謀者である呉智鴻氏(24歳)は、反テロ条例に基づく爆発の共謀で罪を認めた。呉被告はさらに生命を危険にさらす目的で銃器と弾薬を所持した罪を認め、それぞれ殺人共謀と爆発物所持の罪で判決を待っている。両小隊は民間人権陣線が2019年12月8日に香港島でデモ行進を行う際、銃と爆薬で警官の殺害を計画。呉氏と黄氏が計画立案者で、倉庫事務員の蔡凱明氏(21歳)は呉氏の起爆装置製作を手伝い、当日の爆弾起爆は呉氏が担当した。呉氏はまた、19歳の男性家庭教師、蘇偉軒氏を銃撃犯として招き、28歳の整備技術者の陳玉龍氏が銃器や付属品の輸送を手伝った。

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