【香港】城巴の2階建て水素バス、運行を開始[運輸]

路線バス運営大手のシティーバス(城巴)は25日、香港初となる2階建て水素バスの運行を開始した。まずは九龍地区・啓徳(カイタク)の沐安街と長沙湾の海達邨を結ぶ路線「20」で、1日当たり6~8便運行する。

シティーバスの馬セン唯(ロジャー・マー、セン=膽のつくり)ゼネラルマネジャー(運営担当)によると、今後は九龍地区の路線「20A」「22M」にも水素バスを投入し、渋滞状況や気象条件、性能などに関するデータを収集していく方針という。

城巴は昨年、九龍地区にある同社の西九龍車両基地で香港初の水素ステーションの運営を開始した。今年は香港島の創富道車両基地でも水素ステーションを開設予定で、将来は運行範囲を香港島まで広げるとみられる。

シティーバスは2045年までに全車両を、二酸化炭素(CO2)を排出しないゼロエミッションバスに置き換えることを目指している。

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