マドリーとの個人合意報じられるA・デイビスにバイエルンOBが苦言…「マドリーのことを考えているならば、手放すべき」

マドリーとの個人合意報じられるデイビス[写真:Getty Images]

レアル・マドリー移籍に向けた個人合意が報じられるカナダ代表DFアルフォンソ・デイビス(23)に対して、バイエルンOBのシュテファン・エッフェンベルク氏が苦言を呈している。

2019年1月にバイエルンへ加入して以来、左サイドバックの主力としてチームに貢献してきたデイビス。バイエルンはデイビスとの契約延長を望むも、選手側が要求する大幅な昇給に応じるつもりはなし。今夏に契約が残り1年となるカナダ代表DFに対しては、かねてより関心を示してきたマドリー行きが有力とみられ、すでに個人間で合意に達したとの報道も出ている。

今シーズン限りでの退団がすでに決定したトーマス・トゥヘル監督の下、苦しい戦いが続くバイエルンにおいてはそういった忠誠心を欠く一部選手の振る舞いが不振の要因とも伝えられており、クラブアンバサダーも務めるエッフェンベルク氏はドイツ『シュポルト1』でデイビスを強く批判している。

「もしアルフォンソ・デイビスがレアル・マドリーのことを考えているならば、彼を手放すべきだ」

「彼はもう心も情熱も魂もバイエルンにいない。プレーヤーは模範を示さなければならず、『ここに残りたい、新しい監督が誰になるのか知りたい、バイエルンのために全力を尽くしたい』と言うべきだ」

「私はプレーヤーたちのところへ行き、率直に話し合うつもりだ。もし彼らに残留する気がなければ、彼らを売りに出すだろう。バイエルンには財政的に彼らを翌年にフリー移籍させる余裕はない」

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