「プレミアで今季最高の新戦力」チェルシーの中盤を圧倒した“傑作”遠藤航への称賛止まず!「クロップ政権でベスト補強かもしれない」

タイトル奪取に貢献した日本代表MFへの賛辞が鳴りやまない。

2月25日に開催されたカラバオカップ(リーグカップ)の決勝で、遠藤航を擁するリバプールは、120分間に及ぶ死闘の末にチェルシーを1-0で撃破。見事に2シーズンぶり10回目のトロフィーを掲げた。

海外のデータサイト『Whoscored.com』は26日、「なぜエンドウが4冠を狙うリバプールのMVPになったのか」と題した記事を掲載。中盤のタレントが豊富なチェルシーを相手にアンカーで奮闘した遠藤を称賛した。

「彼が最も支配的なミッドフィールダーになるとはほとんどの人が思わなかっただろが、そうだった。彼はリバプールにとって重要な補強であると判明した」

【動画】遠藤が渾身のシュートブロックで大ピンチを阻止!
同メディアは「レッズはモイセス・カイセドとロメオ・ラビアを逃した後、エンドウと契約したことで多くの人の不意を突いた。当時、ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョという2人の守備的MFを売却した一方で、それに代わるトップターゲットを獲得できなかったことによるパニック買いと見る向きが多かった」と綴っている。

「エンドウはリバプールが獲得する典型的な選手ではなかった。マージーサイドに到着したとき、日本代表のキャプテンは30歳だった。彼にはプレミアリーグの経験もヨーロッパカップ戦でのプレー経験もなく、成長する可能性はなかった」

そのうえで、「しかし、エンドウはリバプールにとって極めて重要な歯車であることを証明した。間違いなく今季最高の新戦力である。レッズだけでなく、プレミアリーグの他のチームも含めたもだ」と主張。その理由をこう記している。

「彼が出場した15試合で、リバプールは13勝無敗、得失点差+27を記録している。1600万ポンドの新加入選手ア、カラバオカップ決勝のプレーヤー・オブ・ザ・マッチ賞を逃した。その栄誉はフィルジル・ファン・ダイクに与えられたが、しかし、エンドウも同じくらい重要だった。ウェンブリーで68本のパスを試み、91%の確率でチームメイトに渡り、キーパスも1本。チーム最多となる8回のタックルを試みて6回成功し、成功率は75%だった」

記事は「彼との契約はクロップ監督の傑作であると証明された。彼はリバプールの中盤のバランスを整え、マクアリステルと良好な理解し合う関係を築き、ミドル・サードに貴重な経験を加えた」と続け、こう締め括っている。

「遠藤は日曜日、1億ポンドのMF2人(チェルシーのカイセドとエンソ・フェルナンデス)を上回った。もしかしたら、彼がクロップ監督のリバプールでの最高の補強選手かもしれないという議論がある」

これ以上ない称賛と言えるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社