アイシン 一部カンパニー制を廃止 製品開発センターに集約

 アイシンは26日、4月1日付の組織変更により、各カンパニー統括部の事業戦略と収益管理機能をグループ経営戦略本部に集約すると発表した。同時に開発機能は、新設する製品開発センターに集約する。すでに1月時点で各カンパニーの生産や営業、調達の機能もグループ本部に集約しており、事実上、製品ごとに分かれていたカンパニー制は廃止になる。

 廃止になるカンパニーは、パワートレイン、走行安全、車体、CSSの4カンパニー。CSSカンパニーは、CSS本部に改称し一部組織を見直す。アフターマーケットとエナジーソリューションの2カンパニーは継続する。

 グループ本部制にすることで、製品分野の壁を越えたグループ横断での開発を進め、電動化への貢献を目指す。

 アイシンは各製品領域での意思決定の迅速化や、グループ会社との連携強化などを目的にカンパニー制を導入していた。

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