東三河広域経済連合会の大規模商談会 参加企業、商談数とも最高 継続開催が好循環に

過去最高の参加者を記録した大規模商談会

 東三河広域経済連合会(会長=神野吾郎・豊橋商工会議所会頭)が2月20、21日に豊橋会議所で開催した大規模商談会の事業集計がまとまり、参加企業数、商談数とも過去最高を記録したことが確定した。コロナ禍でも規模を縮小して継続を大切にし、参加企業、バイヤーが相乗的に増える好循環を成り立たせた。毎年2月開催が定着し2025年も2月開催を予定。今年9月に参加企業の募集を開始する。(三遠)

 同連合会は東三河の3商工会議所、11の商工会で構成する。事務局は豊橋商工会議所。大規模商談会は会議所・商工会の会員企業から新しい取引先を探している企業を募り、事務局がバイヤーや参加企業同士の面談を設定し当日は相対で商談を行う。

 12年から毎年開催しており、21年は参加企業数90、商談数98、22年は139、265、23年は170、315と年々増加。24年は「さあ始めよう、新たな絆づくりを東三河で」をテーマに194、370と過去最高を記録した。

 24年の参加企業の業種別内訳(重複あり)は多い順に製造業123、小売り47、サービス44。参加企業と商談をした主なバイヤーは愛知製鋼、東海理化、マックスバリュ東海、フィールコーポレーション、ドミー、渥美フーズ、近鉄リテーリング、名鉄ミライートなど。

 特に21年からは、参加企業が増えると翌年はバイヤーが増え、バイヤーが増えると翌年は参加企業が増えるという好循環が目立つようになってきている。

 商談会の組み合わせを決める事務局は「事前に参加企業やバイヤーから希望を聞き、可能な限り商談を行ってもらう。中には10以上の商談を行った参加企業もある。今後も継続開催していく予定で、アフターコロナで事業を拡大したい企業の積極的な参加を期待している」と話している。

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