【調査】留守中に「ペットカメラ」を使う猫の飼い主は約3割 「あってよかった」と実感した体験談が参考になる

飼い主さんが出かけているときでも、家で留守番をしている愛猫の様子を見ることができたら安心できますよね!

【調査】室内に「留守番カメラ(ペットカメラ)」を設置している猫飼いさんは、約3割!

引用元:ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫の「留守番カメラ」に関するアンケート』

ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん400名に「愛猫の様子を外からでも見られるように、室内に『留守番カメラ(ペットカメラ)』を設置しているか」アンケート調査を行いました。すると、今回の調査では飼い主さんの約3割が該当する結果に。

【体験談】ペットカメラがあって「便利」「よかった」と実感したエピソード

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

実際に愛猫のためにペットカメラを設置した飼い主さんは、留守中にどのような点で「便利」「あってよかった」と思ったのでしょうか。体験談を聞きました。

自分が不在の間に、愛猫がどんなふうに過ごしているのかわかって楽しい

  • 「人間が留守のとき、何をして過ごしてるのかわかって楽しいです」
  • 「仕事中に猫が何してるか把握できる。留守番中の可愛い姿を見ることができる」
  • 「1日の生活リズムが把握できる。猫ちゃんの様子がわかるので、過ごしやすいように改善や工夫が積極的になった。お昼寝してのんびり過ごしているとわかると、こちらも安心する」

快適な温度で過ごせているかどうか、外からでも様子を確認できる

  • 「スマホで空調の調節ができるようにしているので、暑そうにしてたり寒そうにしていたら温度を変更できるのでとても便利です。猫に何かあったらすぐに帰宅することもできるし、何より出かけていてもかわいい姿をこっそり見れるので、もうなくてはならないものです」
  • 「静かに寝ていたり、お腹が空いたらカリカリを食べたりして、落ち着いて過ごしているのがわかって安心できます。また、夏に落雷で停電してエアコンが止まってしまったとき、室温の変化を確認することができて助かりました」

ごはんを食べたか、排泄したかの確認ができて安心

  • 「出かけてる間にごはんや水を飲みに行ってるか確認できる」
  • 「留守番カメラとカメラ付きのシステムトイレを利用していますが、トイレや部屋の様子が見れるので便利です」
  • 「帰りが遅くなったときに、エサをちゃんと食べてくれたか観察できた。2匹いますが、リビングしか設置していないので、ほかの場所にも設置したいと思う」
  • 「吐いたりしてないか? 食事がきちんととれているかの確認ができます」
  • 「2匹いるので、どちらかがトイレをしたのか確認するために使っています。設置してからトイレの様子やリズムがわかるのでとても助かっています」
  • 「猫の様子が見れることと、仕事で別の部屋にいるので、トイレをしたかも確認してます」

心配事が減った

  • 「留守中の様子がわかるので、余計な心配をすることがだいぶ減りました」
  • 「共働きなので、イタズラしてないか、無事にしてるかなどを昼間も確認できるのがありがたい。家を空けてる間に何があっても詳細な様子がわからないので、、」
  • 「快適に過ごしているか、元気にしているかの確認ができるので、設置してよかったと思っています。見えない不安を解消できるので、とても便利です」

外泊のときにも安心できた

  • 「設置していなかったときに、1泊2日で何度か外泊したことがあり、そのたびにイタズラしていたし、『今何してるかな?』と不安でした。設置してからは、仕事先や外泊先からもよくカメラを見るようになり、マイクを通して声かけもできるので、設置してよかった」
  • 「1泊旅行のときはお留守番してもらうのですが、ごはんをちゃんと食べてるかを確認できて便利です!」
  • 「外出中や旅行の際に、ペットの様子を確認できて安心です。また、スマホから声かけもできるため、その反応を見られるのも楽しみです」

イタズラを阻止できた

  • 「ハサミで遊んでいたり、給水器を倒すなど、イタズラに気づいたこと」
  • 「出先からふとカメラを見たら、イタズラしようと玄関の土間に降りているところを「現行犯」で注意できたり、旅行に行って猫のごはんをあげる給餌器から出たごはんをちゃんと食べてるか、確認できます。仲良く寝てる姿も見れて癒し」
  • 「寂しくなったときの危険行為やイタズラも見守りカメラから声かけすることで、猫ちゃんも安心してお留守番しているように思う」

突然の愛猫の体調不良や、地震などの災害時にも役立つ

  • 「外出先でも猫の様子が見られる。出先で地震があったときなど留守番カメラで様子を見て、危険ではないか? 怪我はしていないか? 等々チェックできるので助かる」
  • 「去勢手術後の様子が心配だったので、仕事中にも様子が見れて安心した」
  • 「体調が悪い猫を残してどうしても出かける用事があったとき、猫の様子がチェックでき、心配度が少し減った」

ほかには、こんな声も!

  • 「主が家を出た後にキャットタワーが倒れてしまったことがあったのですが、カメラがあったおかげですぐに無事の確認ができました」
  • 「昨年入院することがあって、親戚にその間のお世話をお願いしたんですが、画像で見ながらやってほしいことなどを伝えることができて助かりました」
  • 「寝ているものだと思っていましたが、実際は20分くらい経つと何度も玄関に来て、鳴いていたことを知れたことです!」
  • 「犬の散歩に出て飼い主がいないとき、どういう動きをしているのか見られるのがいい。眠っているようなら長く散歩できるし、押し入れに入ろうとしているとか鳴いているようなら早く帰る」

【獣医師解説】猫のために、室内にペットカメラを設置するメリットは?

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

実際に、室内にペットカメラを設置することは、どのようなときに、どのような点で便利なことが多いのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。

ペットカメラを設置するメリットは?

岡本先生:
「猫のためにペットカメラを設置するメリットとしては、アンケートにもありましたが下記のような点でしょう。

・留守中の愛猫の様子を見て飼い主さんが安心できる
・食事の様子や排泄の様子を外からでも確認できる
・飼い主さんがいないときの行動など、普段見られない愛猫の一面を知ることができる

ペットカメラには、さまざまな機能がついているものがありますよね。

たとえば、ペットカメラの中にフードを入れておいて、飼い主さんの操作によって飛び出す機能がついているタイプのものがあります。食欲旺盛な猫は、長い留守番中に飼い主さんが遠隔でフードを投げることで、食欲が満たされるかと思います。

ペットカメラを利用するデメリットはとくにありませんが、警戒心の強い性格のコはカメラの動きに警戒心を抱く可能性があります。猫に呼びかけられる機能も便利ですが、猫が混乱してしまう可能性もありますので慎重に使用してください」

ペットカメラを設置する場所はどこがいい?

岡本先生:
「ペットカメラは、視点を操作できたり動体を追ってくれるタイプが多いかと思います。設置する場所は、寝床、食事場所、トイレが見渡せる場所に置くのがよいでしょう。

また、ペットカメラで確認できる場所に温度計を置いておけば室温も確認できますので、見渡したい場所のそばに置いておくことをオススメします」

(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫の「留守番カメラ」に関するアンケート』
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ

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