県内2団体に福祉車両 24時間テレビへの善意で購入

福祉車両の操作方法を確認する関係者=山形市・山形メディアタワー

 山形放送など日本テレビ系列局が昨年8月に放送した24時間テレビ46「愛は地球を救う」への善意で購入した福祉車両の贈呈式が26日、山形市の山形メディアタワーで行われた。

 寄贈先は2団体で、NPO法人すぎのこハウス(新庄市、岸隆一代表理事)の指定障がい福祉サービス事業所すぎのこハウス=リフト付きバス、社会福祉法人妙光福祉会(山形市、柳生法雄理事長)の蔵王やすらぎの里指定通所介護事業所=福祉サポート車。

 贈呈式には2団体の関係者をはじめ、寒河江浩二山形新聞会長・主筆(山形新聞グループ経営会議議長)、板垣正義山形放送社長らが出席した。板垣社長が「善意の積み重ねが大きな募金となっている。日々の活動に役立ててほしい」とあいさつし、目録を手渡した。受贈者代表謝辞で、すぎのこハウスの佐藤明美所長は「皆さんの善意と優しさに対し、今度は私たちが何かお返しをし、優しく笑顔で暮らせる社会になれば幸い」と話した。

 来賓の玉木康雄県社会福祉協議会長、山科朝則新庄市長が祝辞を述べた。式終了後、車両の操作方法について説明があった。24時間テレビの県内募金額は560万528円だった。

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