本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「瞑る」です。
「瞑る」の読み方は?
「冥」という漢字の意味を知ると、「目」+「冥」で成り立つ「瞑る」という言葉が何を意味する言葉なのか、なんと読むのかが推測できるかと思います。
「冥」は音読みで「メイ・ミョウ」と読み、訓読みは「くら(い)」と読みます。「冖」と「日(ひ、明かり)」と「六(六は変わった形。もとは一と八を縦に並べた形の漢字。両手を表す)」から成ります。両手で明かりをおおうことから、「くらい」の意味を表します。
「くらい」の意味を表す「冥」と「目」、そして「〜る」という送り仮名からある動作が思い浮かんできたのではないでしょうか。
正解は……
「つぶる・つむる」です。
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【漢字解説】
「瞑る」を辞書で引くと、以下のように解説されます。
1 まぶたを閉じる。つむる。
2 見て見ぬふりをする。出典:小学館 デジタル大辞泉
また「目を瞑る」には以下の意味があります。
1 目を閉じる。また、目を閉じて眠る。
2 死ぬ。
3 過失などを見て見ぬふりをする。出典:小学館 デジタル大辞泉
同じ部首「目」の読めそうで読めない言葉
「瞑る」の読み方は「つぶる・つむる」でした。では「眩む」はなんと読むのでしょうか。
「眩む」とだけパッと表されると「あれ、なんて読むの?」と戸惑われるかもしれません。「眩」がつく言葉で比較的読みやすいのは「眩しい」です。「眩しい」の意味は以下の通りです。
1 光が強すぎて、まともに見にくい。まばゆい。
2 まともに見ることがためらわれるほど美しい。また、尊い。出典:小学館 デジタル大辞泉
また「眩む」は以下の意味を表します。
①目が回る。めまいがする。
②心をまどわされて判断がつかなくなる。出典:※
正解は……
「眩む(くらむ)」です。
なお、「眩しい」は「まぶしい」と読みます。「眩」にはさまざまな読み方があり、「眩い」は「まばゆい」、「眩く」は「くるめく」、「眩れる」は「くれる」と読みます。
※くら-む|言葉|漢字ペディア