福祉事業所の商品一堂に 佐賀市でマーケット 食品、小物など販売

福祉事業所の利用者の作品や加工品を販売した「きらめきマーケット」=佐賀市のゆめタウン佐賀

 福祉事業所で作られた作品や商品を一堂に集めた「きらめきマーケット」が24、25の両日、佐賀市のゆめタウン佐賀で開かれた。佐賀市や小城市の15事業所が菓子や農産物、手作り小物などを並べ、買い物客でにぎわった。

 両市の福祉サービス事業所でつくるNPO佐賀中部障がい者ふくしネットが主催し、今年で12回目。県内の就労継続支援B型事業所では1人当たり約1万9千円となっている工賃の平均月額アップを目指し、作品や商品を知ってもらおうと開いた。

 野菜、切り干し大根など農産物加工品、クッキーやケーキといった洋菓子をはじめ、雑貨やアクセサリーを販売した。写真や手書きの絵を缶バッジにするワークショップも開いた。

 特定NPOオレンジ(佐賀市)を利用する岡野由美子(61)さんは、袋詰めやシール貼りを担当したワッフルを販売。「とてもおいしいワッフルで、売れていくのを見るのはうれしい」と笑顔で話した。(古賀真理子)

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