「バイエルンのことを考えたら頭が…」国内で苦悩続くラツィオ、L・アルベルトも苦心「一歩前進して二歩後退の繰り返し」

ラツィオのリーダー格、ルイス・アルベルト[写真:Getty Images]

ラツィオの元スペイン代表MFルイス・アルベルトが苦しい胸中を明かしている。

昨季のセリエAで2位となり、今季のチャンピオンズリーグ(CL)に出場するラツィオ。そのCLで見事にラウンド16進出を掴み、バイエルン相手に1stレグで勝利した一方、今季はセリエAでここまで8位と苦しい戦いが続く。

L・アルベルトはチーロ・インモービレと並ぶ古参組にして、紛うことなきチームのリーダー格。前半に自身の一撃で先制しながらも後半2発で逆転負けを喫した26日のフィオレンティーナ戦後、イタリア『スカイ』で不甲斐ない戦績を嘆いている。

「なんと言っていいかわからない…ハーフタイムの時点でリードするに値しないゲームだった。幸運の女神は当初、ラツィオに微笑んでいたと思う。けど、2-0にするチャンスを手放し、その後すぐに失点してしまった」

ラツィオはこの敗戦で8位転落。CL圏はおろか、欧州カップ戦に一切手が届かない位置まで落ちている。

「あまりに多くのゲームで負けている。欧州の大会に出ているチームがこの順位なんて、このうえなく厳しい事実だ。口を開くのはほどほどに、しっかりトレーニングしないといけない…まだ諦めるわけにはいかないんだ」

3月1日の次節はホームでミラン、さらにミッドウィークの5日は敵地でCLバイエルンと、ビッグマッチ2連戦が控えるラツィオ。

「今ここでバイエルンのことを考えると、本当に頭がおかしくなってしまう。自信を持ってバイエルン戦へ向かうには、ミランに勝つしかない…今季は奇妙すぎる。一歩前進するたびに、二歩後退している感じがする…」

バイエルンとの1stレグは本拠地オリンピコで1-0と辛くも勝利。敵地ミュンヘンに乗り込む2ndレグはスタジアム全体から圧力にさらされることとなるが、果たして。

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