バレンシアがNetflix制作陣の本拠地入場をお断り…理由は“ヴィニシウスのドキュメンタリー撮影”

外交問題に発展したヴィニシウスへの人種差別発言問題(昨年5月)[写真:Getty Images]

バレンシアがNetflix制作陣の本拠地来場を拒否したという。

ご存知、「Netflix」は米国に本社を置く巨大プラットフォームで、コンテンツ配信などで全世界に加入者を持つ、言わば“サブスク”の代表格だ。

スペイン『マルカ』によると、そんなNetflixはレアル・マドリー所属のブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに密着したドキュメンタリーシリーズを、ブラジルの名高い映像制作会社と共同で制作中だそうだ。

マドリーは3月2日にラ・リーガ第27節で敵地メスタージャにてバレンシアと激突するが、どうやらホームチームはNetflixのカメラが入る“入場申請”を受理しなかったようだ。

ご存知のマドリディスタが大半かと思うが、ヴィニシウスにとってメスタージャは因縁の地。同選手は昨年ここで一部のバレンシアサポーターから人種差別発言を浴びせられ、スペインとブラジルの外交問題、大きな国際問題へと発展している。

すなわちバレンシア視点では、「ヴィニシウスの半生を追いかけるドキュメンタリー」と聞かされればセンシティブにならざるを得ないもの。ヴィニシウスに心ない言葉を浴びせた”元”サポーターの裁判もまだ終わっていない。

また、NetflixはバレンシアFWウーゴ・ドゥロ・ペラレスに、ヴィニシウスの人柄などについて語ってもらう内容の取材申請も出していたようだが、バレンシアはこちらもブロック。『マルカ』を通じ、一連のNetflixブロックについて「クラブとして決定済み」との談話を発表している。

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