中国国産大型機C919、東南アジアでデモ飛行

中国国産旅客機のC919とARJ21は27日、東南アジアでデモ飛行を開始しました。

このほどシンガポールエアショーで飛行展示を実施した中国国産旅客機のC919とARJ21は27日、東南アジアでデモ飛行を開始しました。

C919とARJ21はベトナム、ラオス、カンボジア、マレーシア、インドネシアの東南アジア5カ国でデモ飛行を行い、空港や航路、グランドハンドリング、特殊飛行プログラムとの適合性を検証し、航空便の経済性などについて検討します。

大型機C919は座席数158~192席、航続距離4075~5555キロメートルで、先進的なエア駆動デザイン、推進システム、材料を採用し、炭素排出量が低く、燃料油の効率が高いなどの特徴を持っています。また、操縦室の設計はパイロットの負荷を減らすと同時に、快適な客室設計は乗客に乗り心地の良い搭乗体験を提供します。C919は2023年5月28日に初の商業飛行に成功し、中国東方航空に4機引き渡され、上海-北京間、上海-成都間の往復便を就航しました。これまでに延べ13万人以上を輸送しました。

リージョナルジェット機ARJ21は座席数78~97席、航続距離2225~3700キロメートルで、高温や高標高の空港で離着陸する機能に恵まれ、横風に対する高い耐風性能を備えています。2016年6月に商用運航を開始してからこれまでに127機が引き渡され、延べ1100万人以上を輸送しました。インドネシアの航空会社トランスヌサに引き渡された2機は同国の首都ジャカルタを拠点として、4路線、5都市に就航し、乗客数は延べ10万人を超えました。(提供/CRI)

© 株式会社 Record China