「1枚の銅から自分の手」卒業記念品に自分の“手形レリーフ” 板金職人の技を体験

愛媛県新居浜市内の小学校で、27日、卒業を控えた小学6年生の児童たちが銅板を使った手形のレリーフ作りに挑戦しました。

このレリーフ作りは、板金の技術に触れ、ものづくりの楽しさを感じてもらおうと、県板金工業組合が新居浜市の宮西小学校で実施したもので、27日は卒業を控えた6年生35人が参加しました。

児童たちはまず、鉛筆を使って紙に書いた自分の手形をなぞり薄い銅板に移し取った後、ボールペンに持ち替え、手形を縁取っていきます。

つづいて、割り箸を使って裏側から銅板を慎重に押し出し、手のひらや指を立体的に浮かび上がらせます。

そして硫黄が入った湯に漬け、変色させた後、サンドペーパーで磨き濃淡をつければ完成です。

(女子児童)
「ほんとに初めてのことだったし、1枚の銅から自分の手がこんなふうに彫り出されることがびっくりしました」

(男子児童)
「はしで指の膨らみを出したりするところが難しかったです」

(女子児童)
「とってもいい思い出になりました」

出来上がった手形のレリーフは額に入れられ、卒業の記念品となります。

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