負傷による戦列離脱から復帰して間もないなかでの先発起用で、指揮官の期待に応えてみせた。
セルティックの岩田智輝は2月25日、スコティッシュ・プレミアシップ第27節のマザーウェル戦でスタメンに名を連ねた。リーグ戦での先発出場は2か月の負傷離脱を余儀なくされる直前以来だ。
前半に先制を許したチームは、ハーフタイムで古橋亨梧と交代したアダム・アイダが後半に同点弾。さらに終了間際のアディショナルタイムにアイダとルイス・パルマが加点して勝利を収めた。
セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』は26日、「ダンディー戦でイワタは先発出場すべき」と、28日に行われる次節も岩田をスタメン起用すべきとの見解を示している。
「カラム・マグレガーとマット・オライリーの後方でより深い位置の役割をこなし、最終ラインを守った。『Fotmob』によると、出場77分でボール奪還9回や守備のアクション11回など、セルティックにとってエクセレントな仕事をしている。さらにインターセプト4回、クリア3回と、どうして今季もっと起用されていないのか、多くを困惑させた」
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地元紙『Daily Record』は、ブレンダン・ロジャース監督が岩田を下げてパウロ・ベルナルドを投入した際、アウェーゲームに駆けつけたセルティックのサポーターからブーイングが寄せられたと報じている。
67 HAIL HAILは「状況から見るに、直近で試合に出ていなかったことが、イワタが交代になった理由だろう」と続けた。
「しかし、マザーウェル戦で彼は傑出していた。調子を崩していたエンジンルームにバランスをもたらした。これからセルティックはダンディー戦への準備に集中していくが、称賛に値するパフォーマンスを見せたばかりのイワタが外れたら、極めて厳しいことだろう。セルティックが目指すのは、再び重要な3ポイント。彼は2試合連続でスタメン入りするべきだ」
首位から陥落し、宿敵レンジャーズにトップの座を明け渡したことで、プレッシャーが強まっているセルティック。復帰した岩田はチームとロジャースを助けるのに一役買えるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部