高知市の老舗旅館が手がけた一棟貸しタイプの新たな宿泊施設 「空き家」をリノベーションした5か所のお宿が誕生【高知】

高知市の老舗旅館が手掛ける一棟貸しタイプの新たな宿泊施設が登場し、2月27日にメディア向け内覧会が行われました。

27日に発表されたのは老舗旅館・土佐御苑が運営する一棟貸しタイプの新たな宿泊施設「STAY UWU」です。「UWU」とは「アップサイクル・ウィズザ・ユニークホテル」の頭文字を取ったもので、「空き家」をリノベーションしたそれぞれコンセプトが違う5か所の宿泊施設が登場しました。利用者は土佐御苑の大浴場を無料で利用できるほか、料理長が考案した朝食弁当を楽しめるプランも選ぶことが可能です。5か所の宿泊施設は高知市大川筋にある土佐御苑から徒歩10分圏内に位置しています。

廿代町に出来た「まちのオアシス」をコンセプトにした「oasis room」。若いカップルや夫婦をターゲットにした約100平方メートルの広々とした空間です。部屋の中央には空を眺められるガラス張りの風呂があり、開放感に満ちたひとときを過ごすことが出来ます。

またはりまや町にある「retro house」は古民家をリノベーションしたもので、海外からの観光客をターゲットにしています。

一方、はりまや町に出来た「gallery house」には高知県出身作家の工芸作品を展示しています。5か所の宿泊施設の内装には、県内の木造住宅を解体した時にできた古い木材を利用していて、印象的な空間を作り出しています。このほか「隠れ家」や「アトリエ」など5つの異なったコンセプトがあり定員は4人から8人までです。

「STAY UWU」は3月1日にオープンします。土佐御苑では今後、ツアーや街歩きマップを作成し県内の観光業界を盛り上げていきたいとしています。

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