「我が家のお宝展」に「ハーレーダビッドソンの模型フィギュア」エピソードを知れば納得の逸品が並らぶ【香川】

香川県多度津町の資料館で普段あまりみることのできないものが展示されています。題して「我が家のお宝展」。エピソードを知れば納得の逸品が並んでいます。

(古川豪太記者)「こちらのエレキギター、なんと今から25年前、多度津町の西山さんが学生時代にお父さんから買ってもらったものなんです。当時の価格でなんと6万円ですが、かけがえのないお宝です」

讃岐彫のレジスターに、ガイコツにみえる模様がついた石など、どれも持ち主にとっては大切な逸品。

多度津町立資料館で開かれている「我が家のお宝展」です。お宝は誰かに見せて自慢したいもの。周辺の住民が持ち寄ったおよそ100点が展示されています。

(多度津町立資料館 西山慶祐館長)「多度津町の彫刻家、速水史朗先生が持ってきてくれたんですけど」

「ハーレーダビッドソンの模型フィギュアですね。購入した店に人形もたくさん売っていたみたいです。ただ速水先生は免許がなかったので自分の庭でハーレーを乗りまわしていたっていうかわいいエピソードがあるみたいですね。誰かが大切にしていた思い出の品っていうのをちょっと覗いてみる、誰かにみてもらったらそのものが輝いて見えたりとかするのではないかと」

「鳥のカチカチ」知らない人から見るとなにげないものでも持ち主にとってはお宝。思い出のエピソードを知ると納得の逸品です。

1年生の時にもらった戦艦の模型を井戸に落とした塩田さん、当時は見つからなかったのに60年ぶりに引き上げに成功。

大工を営んでいた祖父の唯一の形見の鑿(のみ)、大切に持っていた綾さんは今ではリフォーム会社の社長に。

(多度津町立資料館 西山慶祐館長)「自分の家には何があるのかなあとか、これ、もしかしたら大切にしなきゃいけないものなのかなあとか、ここを見ることで、ひとつ自分の大切な物ってなんだろうっていうのを自分の家で再確認してもらえるというのもいいんじゃないかなと思います」

お宝展は3月31日まで。次の開催も計画しているということで、思い出と共に眠っている我が家のお宝を探してみるのもいいかもしれません。

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