金の密輸、市価1000万ドル相当

香港税関は2月22日、黄金の密輸を摘発した。2月23日付政府公報によると、税関はリスクアセスメントに基づき港珠澳大橋の出入境事務所で車両の積荷の検査を実施している。そして2月22日午後、香港から中国本土へ出境する7人乗りバンの中から申告されていない金の延べ棒20点が見つかった。ダッシュボード下の収納スペースに隠されていたという。押収された黄金は重さ約20キロで、市価1000万ドル相当と見られる。この摘発で、バンを運転していた34歳の男が密輸容疑で逮捕された。香港では「進出口条例」によって未申告の貨物の輸出入は密輸とみなされ有罪となる。この条例に違反した場合、200万ドル以下の罰金または7年以下の禁固刑となる。当局では密輸に関する24時間ホットライン(2545ー6182)を設置、市民からの情報を求めている。 (写真・政府新聞処)

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