財政予算案、花火大会を毎月開催

新年度の財政予算案が2月28日に発表されるが、中でも香港経済の活性化が焦点の一つとなっている。26日付香港各紙によると、予算案では観光業の発展を支援し、観光客の香港への訪問意欲と新規性を高めるための重要な措置が含まれる。その中には、ビクトリア湾での毎月の花火大会やドローンショーを開催する計画も含まれる。数億ドルの費用がかかり、夜に上演される光と音楽のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」も刷新される。 また観光客が香港をより深く体験できるよう、街歩きやサイクリングなど、香港を「ソフトセールス」するためのテーマ別アクティビティを開始する予定だ。

先の旧正月休暇中に香港を訪れた観光客は計143万人、このうち中国本土からの観光客は約125万5000人と2018年の数字を上回った。 しかし香港の観光名所には目新しさがないとの指摘が多く、新型コロナ流行後の観光客の消費パターンの変化も相まって「リピーター」は減少している。 関係者によると、予算案では観光業を強化するための多くの方策が提案されており、その中には、季節や内容に応じてさまざまな顧客グループを誘致するためのテーマ別アクティビティの企画を政府観光局に委託することも含まれる。ナイトランニングやサイクリングなど、乗客の体験を豊かにし、香港のさまざまな側面を探索する。

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