“浜松新球場”1万3,000人の屋外型や2万2,000人のドーム型など3案に絞る 静岡県が初めて公表 

静岡県は浜松市中央区の篠原地区に整備する新しい県営野球場について、1万3,000人規模の屋外型や2万2,000人規模の多目的ドーム型など、3つの案に絞り込んだと明らかにしました。新たな野球場をめぐっては、球場の照明が、絶滅危惧種のアカウミガメに影響を与えるとして、これまでに「ドーム型球場」と「照明のない屋外球場」で議論されてきました。

県は、2月27日の県議会2月定例会の答弁で、基本計画に盛り込む3つの案を初めて明らかにしました。

1つは、経済的負担が少ない1万3,000人規模の屋外型、2つ目は、西部地域の拠点球場としての役割を担うとした2万2,000人の屋外型、3つ目は、野球に限らず幅広いイベントを開催可能な2万2,000人規模の多目的ドーム型とする案です。

森貴志副知事は、球場の規模・構造について、民間主導のPFI事業を前提に、2023年度、大手ゼネコンの民間事業者や野球関係団体とのヒアリングを重ねた結果、野球場の規模が1万3,000人以上が必要であることがわかったと述べました。

この3つの案は2月定例会で議論され、県は、パブリックコメント(意見公募)を実施したうえで、2024年度、速やかに成案として基本計画をとりまとめるとしています。

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