魚津市の魚津水族館で27日、クモヒトデの仲間で、富山湾で捕獲されたテヅルモヅルの一種の展示が始まった。同湾で初めて確認された種類とみられ、モジャモジャした形が来場者の目を引いた。
同館によると、展示生物はベージュ色で、腕がたくさん枝分かれしている。腕を広げた時の大きさは最大約90センチ。
今月11日に七尾市沖で、射水市の遊漁船が水深130メートル地点で捕まえ、魚津水族館に提供された。富山湾では、これまでオキノテヅルモヅルとイボテヅルモヅルの2種が記録されているが、いずれも該当しないと考えられる。
展示期間は未定。展示の終了後、魚津水族館は標本にして種名の調査を予定している。