植物由来「ステーキ」だめ 仏、誤解懸念で政令

 【パリ共同】フランス政府は27日、消費者の間で誤解を招く懸念があるとして、国内で製造・販売される植物由来の代替肉に「ステーキ」や「ハム」など動物性食品を連想させる名称を使うことを禁止する政令を発表した。3カ月後に施行される。

 ステーキやハム、サーロイン、フィレなど禁止される21の名称が官報に明記された。一方、ソーセージやベーコンなどの名称は、含まれる植物性タンパク質が一定の割合を超えないことを条件に今後も認められる。違反した場合、個人に対し最高1500ユーロ(約24万円)、法人に同7500ユーロの罰金が科される。フランス政府は昨年9月に禁止案を発表していた。

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