OPECプラスが第2四半期への自主減産延長を検討

Olesya Astakhova Alex Lawler Ahmad Ghaddar

[ロンドン/モスクワ 27日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国でつくる「OPECプラス」は、自主減産を第2・四半期まで延長し、原油価格を下支えすることを検討している。3人の関係者がロイターに明かした。

OPECプラスは昨年11月、日量約220万バレルの減産を今年第1・四半期に行うことに合意した。

原油価格は今年に入って、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での商船攻撃など地政学的緊張が高まった影響で底堅さを維持。ただ世界経済成長の先行き懸念や高金利が需要の重しになっている。

こうした中で関係者の1人は、減産を第2・四半期まで延長する「公算が大きい」と述べた。また2人の関係者は、場合によっては年末まで延長されることもあり得るという。

正式に延長するかどうかは、3月第1週に決まる見通し。

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