世界の石油・ガス探鉱業界M&A、第1四半期は7年ぶり高水準

Mrinalika Roy

[26日 ロイター] - 石油とガス探鉱業界の企業合併・買収(M&A)総額が1―2月に世界全体で550億ドル超の規模に膨らみ、早くも第1・四半期として7年ぶりの高水準に達したことがエネルギー調査会社エンベラスの分析で判明した。

分析によると、米シェール産業で進む統合が全体を押し上げており、米シェール企業の関わったM&Aの総額が全体の80%を超えた。上場企業が高い株価を利用して中小企業を相次いで傘下に収めたことも要因。

エンベラスによると、1―2月のM&A総額は2017年第1・四半期の680億ドル以来の大きさで、23年第1・四半期の2倍超となった。

今年1、2月の主なM&A案件では、米ダイヤモンドバック・エナジーによる同業エンデバー・エナジー・パートナーズに対する260億ドルでの買収提案や、米APAコープと米キャロン・ペトロリアムの45億ドルの買収合意などが含まれる。

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