春から実業団 「結果で恩返ししたい」 箱根駅伝2位の駒大・花尾選手 大村市長に抱負

箱根駅伝の感想を語る花尾選手=大村市役所

 1月の第100回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で総合2位入賞した駒大4年の花尾恭輔選手(22)=大村市出身=が26日、市役所に園田裕史市長を訪ねた。春から実業団へ進むとして「ずっと応援いただき感謝している。結果で恩返ししたい」と語った。
 花尾選手は同市立富の原小、桜が原中を経て鎮西学院高に進んだ。昨年はけがに苦しみ「走れない日が続いた」が、今年1月の箱根駅伝では9区を力走。2位入賞について「負けた悔しさはあるが、チームとしては日本一だと思う。一人一人が出し切った結果だ」と晴れやかな表情を見せた。
 今春からトヨタ自動車九州(福岡県)で競技を続ける。「マラソンでしっかり勝負したい」と抱負を語り、「今のチームメートには負けたくない。しっかり一緒に戦えたら」と話した。
 花尾選手と同じ桜が原中出身の廣中璃梨佳選手(日本郵政グループ)など、陸上界の活躍が目立つ同市。園田市長は「陸上に引っ張られるように野球やラグビーなどいろんな競技が活躍しているが、花尾選手の継続した活躍のおかげだ」とたたえた。

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