フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、大黒柱ジョエル・エンビードが左ヒザの負傷のため1月31日（現地時間30日、日付は以下同）のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦を最後に戦線離脱し、11試合を終えて4勝7敗と負け越している。
チームはオールスターガードのタイリース・マクシーを中心に、トバイアス・ハリスやバディ・ヒールド、ケリー・ウーブレイJr.、ディアンソニー・メルトンといった選手たちがいるものの、ここ11戦ではオフェンシブ・レーティングがリーグ23位の111.9、ディフェンシブ・レーティングでも同29位の120.0と低迷。
2月27日を終えた時点で、シクサーズはイースタン・カンファレンス5位の33勝24敗。6位のマイアミ・ヒート（32勝25敗）、7位のインディアナ・ペイサーズ（33勝26敗）が1.0ゲーム差まで迫ってきている。
今月7日。シクサーズはエンビードが左ヒザ外側半月板の手術を受け、約4週間後に再評価を受けることになると発表。昨シーズンのMVPで、今シーズンも平均35.3得点11.3リバウンド5.7アシスト1.1スティール1.8ブロックという驚異的なスタッツを残しているだけに、この男の復帰時期がいつになるかは気になるところ。
そうしたなか、28日に『ESPN』の番組“NBA TODAY”へ出演したエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は「3月終盤のどこかで彼がコートへ復帰できるという希望があるんだと私は見ている」と話していた。
レギュラーシーズンは4月15日までで、21日から「NBAプレーオフ2024」が幕を開ける。シクサーズとしては、エンビードが3月末に戦列復帰となれば戦力面で大きなものとなるが、この男が健康体を取り戻した状態で戻ってくることができるかどうかが最大のポイントになりそうだ。
