アイデア詰まった「笑心(にこ)弁当」 山形大付属小5年生、県庁食堂の協力で考案

オリジナル弁当をPRする山形大付属小の5年生=県庁

 山形市の山形大付属小の5年1組33人が県庁食堂の協力で考案したオリジナル弁当「笑心(にこ)弁当」が27日、県庁1階の食堂前で限定販売され、児童が地元の食のおいしさをアピールした。

 総合学習として、これまで同食堂や同市内のレストランに足を運ぶなどして料理法や調味料の使い方、栄養バランスを学び、試作を重ねた。この日販売されたのは県庁食堂が児童のこだわりを詰め込み調理した弁当100食。予約の保護者や県職員が列をつくり、当日分約30食は5分で完売した。

 神部美良さん(11)は県産食材の舟形マッシュルームやもって菊、地域住民の希望を取り入れた卵焼きや唐揚げなどのメニューをPRし「味も盛り付けも試作をはるかに超えた」と周りの協力に感謝。「こんなに多くの人が来てくれてうれしい」と、学習の成果をかみしめていた。

© 株式会社山形新聞社