2024年問題に対応 松江市営バスで大規模路線再編

島根県松江市は、4月1日に市営バスの全路線について大規模な路線再編とダイヤ改正を行うと発表しました。
いわゆる2024年問題でドライバーの時間外労働の規制が強化されるのに対応して、利便性を損なわない運行体制にするためとしています。

松江市の上定昭仁市長が2月14日の定例会見で明らかにしました。

ほかの鉄道やバスとの重複区間を整理統合して路線を短くすることで、必要人員を減らす一方、通学への影響を極力避けるため、朝夕の便数確保に配慮したということです。

また利便性向上のため新設される病院循環線とあじさいループ線の2つの循環路線では、分かり易い均一制運賃やゾーン運賃とします。

さらに交通系ICカードICOCAを利用した市営バスと一畑バスの共通定期券を導入するとともに、指定する運賃以内の区間で乗降できる金額式定期券に切り替えます。

ただし、通勤・通学定期券とも割引率が下がるのと、ICOCAに対応していない
一畑電車との乗り継ぎ定期券は同時に廃止されます。

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