中国天津市、クルーズ船の運航再開後初の入港迎える

中国天津市、クルーズ船の運航再開後初の入港迎える

 【新華社天津2月28日】中国天津市にある東疆辺防検査站(出入国検査所)は26日、天津港でクルーズ船の入出港が全面的に再開されてから初めて、マルタ船籍のクルーズ船「エウローパ」号を迎えた。同船は今回の国際航海で上海、天津、青島の3港に寄港、新型コロナ対策の「乙類乙管」に緩和以降、初めて中国の複数の港に寄港した外国籍クルーズ船となった。

 同船は200人以上の船員と乗客320人余りを乗せ、天津国際クルーズ母港に1泊2日で停泊する。乗客の9割近くがドイツ人で、その他はオーストリア人やスイス人、オランダ人などとなっている。多くが北京と天津の観光を計画しており、一部は西安を訪れる。

 さらにクルーズ船4隻が近日中に天津国際クルーズ母港を訪れる予定だという。(記者/李帥)

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