中国のスキー市場の潜在力大きい FIS会長

中国のスキー市場の潜在力大きい FIS会長

11日、中国寧夏回族自治区銀川市の閲海スキー場でウインタースポーツを楽しむ人たち。(小型無人機から、銀川=新華社記者/王鵬)

 【新華社北京2月28日】国際スキー・スノーボード連盟(FIS)のヨハン・エリアシュ会長はこのほど、新華社の取材に応え、中国のスキー人口が急激に増加していることに注目しており、大いに励まされていると述べた。

 エリアシュ氏は「中国のスキー市場を潜在力が大きいという言葉で形容したい。中国のスキー愛好家に関する統計を見て、特に彼らが若く、デジタルメディアを使いこなす世代であることを知り、非常に興奮している」と明かし、「スキー愛好家の熱意を感じる。それがスキーの発展に新たな推進エネルギーをもたらすだろう」との見通しを示した。

 中国の雪上競技の発展にも触れ、中国の選手が雪上競技の比較的新しい種目で成果を上げていることに大きな感銘を受けているとし、「中国(選手)が実力を見せ始めており、FIS主催の競技大会での成績がそれを裏付けている。特にフリースタイルスキーやスノーボードなどの種目で一部の中国選手の活躍が目立ち、メダル獲得が有力視されている。このことは若い世代の選手の興味を引く上でプラスに働く」との見解を示した。

 エリアシュ氏はFISが2022年に開催された北京冬季五輪に残されたスポーツ施設を一層活用し、より多くの国際スキー大会を中国で開催することを望んでいることも明らかにした。

 また、雪上競技の発展や競技大会の開催などに言及し、FISは数十年にわたって積み重ねてきた経験を中国と共有し、中国に専門的な技術面での支援を提供できると強調した。

© 新華社