秋篠宮夫妻、育志賞式典に出席 若手研究者支援

日本学術振興会が設けた「育志賞」の授賞式後に受賞者と懇談される秋篠宮ご夫妻=28日午後、東京・明治記念館(代表撮影)

 秋篠宮ご夫妻は28日、東京都港区の明治記念館を訪れ、若手研究者を支援するため、日本学術振興会が設けた「育志賞」の授賞式に出席された。受賞者に賞状が手渡され、ご夫妻は拍手を送ってたたえた。

 受賞者は20~30代の計18人で医学や農学、教育学などを専門としている。ご夫妻は式後の懇談で、それぞれの研究について興味深そうに聞いた。高齢者に対する意識を研究する男性に、秋篠宮さまは「これからの日本の社会に大事なことだと思います」と声をかけた。

 育志賞は、厳しい経済環境の中で勉学に励む若手研究者を支援する資金として、上皇さまが日本学術振興会に下賜金を贈ったことをきっかけに10年度に創設された。

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