栃木県民のスタッドレスタイヤ装着率はどのぐらい? 県北はさすがの9割、県央&県南は…

 この冬は気温が高く「暖冬」といわれる一方、2月5日には栃木県内でも広い範囲で雪が降り、凍結した路面での事故が相次いだ。下野新聞社の新たなデジタルサービス「とちぽ」では、冬の運転に関するアンケートを行い、栃木県民のスタッドレスタイヤ装着率などを調べた。

 アンケートは2月8日~26日、「とちぽ」のLINEアカウント上で実施し、888人が回答した。

履き替え時期は12月が最多

 車社会の栃木県だけあって、回答者の95.7%にあたる850人が車の保有者だった。そのうち、スタッドレスタイヤに「履き替えている」と答えたのは81.9%で、「履き替えていない」と答えた18.1%を大きく上回った。

 履き替える時期は、12月が多く71.7%。11月が18.7%、1月が7.0%で続いた。県内では大雪になることが少ない年内のうちに、ぬかりなくタイヤ交換を済ませている人が大半だった。

スタッドレス装着に地域差

 東北寄りの北部と首都圏寄りの南部では、降雪の回数や積雪量に大きな差がある。住むエリアによって意識の違いがあるのかを見るため、地域別のスタッドレスタイヤ装着率を算出した。

 県北(日光市、大田原市、矢板市、那須塩原市、那須烏山市、那須町、那珂川町)は、さすがの装着率92.8%。なかでも、特に雪が降りやすい大田原市、那須塩原市、那須町といった那須エリアの装着率が高かった。

 県南(足利市、栃木市、佐野市、小山市、野木町)では装着率は62.6%。積雪することが珍しい地域のため、約6割という数字をどう見るかは難しいところだが、県北・県央と比べると低い結果となった。

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