交通安全、パンに願いこね 福島県鏡石町の岩瀬農高と佐藤燃料 「信号機パン」など開発し試食会

開発された「タイヤパン」「横断歩道パン」「信号機パン」

 福島県鏡石町の岩瀬農高と佐藤燃料(郡山市、佐藤淳社長)は「交通安全祈念パン」3種類を開発した。27日、同校で試食会が開かれた。

 県内でガソリンスタンド21店舗を展開している佐藤燃料が、自動車を利用する全ての人の安全・安心の手助けをしようと岩瀬農高と連携して新しいパンの開発に取り組んできた。

 試食会ではクリームボックスをベースにした「横断歩道パン」、ブラックココアのデニッシュ「タイヤパン」、カレーとホウレンソウとパプリカのパウダーを使ったウインナーロール「信号機パン」が披露された。

 商品化に取り組んだ食品科学科の2年生29人が試食し、改良点などについて話し合った。試食した多田順一佐藤燃料専務は「とてもおいしく仕上がった」と太鼓判を押していた。

 佐藤燃料と岩瀬農高ではさらに改良を重ね、ガソリンスタンドなどで販売できるよう準備を進め、交通安全の注意喚起につながるよう取り組んでいくことにしている。

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