「あの感覚をもう渇望している」EFL杯決勝出場の若手MFクラーク、チャンスくれたクロップ監督のため「すべて勝ち取りたい」

EFLカップ決勝に出場したMFボビー・クラーク

リバプールのU-19イングランド代表MFボビー・クラークが、EFLカップ(カラバオカップ)決勝の興奮を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。

リバプールに負傷者が続出していることもあり、1月から定期的にメンバー入りしているクラーク。25日に行われたチェルシーとのEFLカップ決勝でもベンチ入りすると、72分にDFコナー・ブラッドリーに代わってピッチへ。大舞台でありながら落ち着いたパフォーマンスを披露し、1-0での勝利とEFLカップ優勝に大きく貢献した。

クラブ公式のインタビューで決勝戦を振り返ったクラークはしばらく興奮が冷めなかったことを明かしつつ、同じくアカデミー出身であるMFジェームズ・マコーネル、FWジェイデン・ダンズと共にプレーした喜びやユルゲン・クロップ監督への感謝を語っている。

「ああいった勝利の感覚を、僕はすでに渇望しているよ。自分のキャリアの中で、もっと何度もそれを感じたいと思っているんだ。あの感覚に匹敵するものなんて、何もないからね」

「日曜日の決勝の前も、僕たちはすべてで勝ちたいと思っていたんだ。今は、もう一度そうした気分になりたいというハングリーさが貰えたよ。僕たちはボスのため、すべてを勝ち取りたいと思う」

「正直に言って、気持ちが落ち着くまでは時間がかかったよ。明らかに、信じられないような一日だったからね。あの日の夜はあまり眠れなかったけど、今はやっと現実に戻ってきた感じだ」

「アカデミーのチームメイト数名と一緒に決勝戦に出場できたのは、現実離れした出来事だった。出場して最初に数回のタッチがあった後、僕は試合に入れたんだ。そして周りを見たら、ジェームズとジェイデンが出場してくるのが見えて、『よし、今頑張らないと!』と思えた。アカデミーで一緒にプレーした僕たち3人が一緒にピッチに立てたのは、信じられない瞬間だったよ」

「監督が僕たち若手に与えてくれるチャンスの多さは、信じられないものだ。非常に多くの若手が、あの大きな舞台でチャンスを与えられたんだからね。たとえチームに疲労があっても先発の11人を残すほうが簡単だったかもしれないけど、彼は僕たちへの信頼を示してくれた。僕はそれに感謝しかない」

© 株式会社シーソーゲーム