高知市のタクシードライバーなどが2月28日に会見を開き、残業代の不払いで勤務するタクシー会社を提訴したと発表しました。
28日に会見を開いたのは勤務するタクシー会社を提訴した高知市のドライバー2人と、タクシーやバス運転手などが加盟する労働組合・自交総連高知地連などです。
高知地裁に提訴したタクシードライバー2人によりますと、勤務のシフトが午前6時から翌日の午前2時までの場合、運転業務が長引いて運転後の日報の記載や売り上げの計算、洗車の作業が午前2時を過ぎてもその分の残業時間は支払われなかったということです。
雇用契約書ではドライバーの賃金は売り上げの44パーセントとし、その中に時間外や深夜割増などを含むと記載されています。
提訴したドライバーは「タイムカードの導入をせず、残業時間を正確に記載すると会社から書き直すよう求められた」として、2020年11月から2023年5月までの残業代あわせて約260万円の支払いを求めています。
裁判は4月に行われます。