くだらないことでマウントを取る人って、どこにでもいますよね。子どもの保護者間でもさまざまな事情でマウンティングは存在します。これは筆者が実際に経験した保護者間のマウンティングエピソードです。
マウント大好きなママ友・M
私の息子の小学校では、サッカークラブが大人気！ もともと生徒数の少ない学校なので、男の子はほとんどクラブに入っているといっても良いくらいの人気ぶりでした。
サッカークラブの保護者を牛耳っていたのが、私の息子と同じ保育園だったママ友のM。
裕福な夫の両親と同居していて、かなり金銭的な余裕があるため、何かとお金のことでマウントを取る人で、元来の気の強さも相まってボスのような存在になっていたのです。
勧誘
息子と同じクラスにはS君という子がいました。
S君は小学校入学と同時にに引っ越しをしてきた子で、とてもカッコいい顔立ちをした子！
MはさっそくS君のママにサッカークラブへ入らないかと勧誘しましたが、S君のママはこれを丁重に辞退したのです。
面白くないMは「え？ 入らないの？ だって月謝だって15,000円程度よ？」とさっそくマウンティングを開始！
S君のママは「ちょっと予定があるのでごめんなさい。」と頑なに断り続けていました。
辞退の理由
それからのMはどこへ行ってもS君のママの悪口ばかり……。
ただサッカークラブの勧誘を辞退しただけなのに、ひどい言われようでした。
しかしある日、別のママ友が「ねぇ、S君ってさ、テレビに出てたことあるよね？」と言い出したのです。
何を隠そう、S君は子役としてテレビやCMに出たことがある子で、現在は学業優先で控えてはいるものの、子供向けの洋服のモデルなどを務めていることがわかりました。
自慢しようとすればいくらでも自慢できたはずなのに、何も言わなかったS君のママもS君も「鼻にかけてなくて偉い！」と評価が急上昇！
Mの言うS君ママの悪口など誰も聞かなくなっていきました。
Mの末路
MはS君の話を知ると急にトーンダウンしました。
テレビに出ているから偉い、というわけではありませんが、自分のやりたいことを頑張っている姿はかっこいいですよね。さすがにS君のママの悪口も言えなくなり、サッカークラブの保護者たちとも溝ができてしまったようです。
人を見下した態度を取ることは、決して許されることではありません。
今回のことでMが少しでも反省してくれると良いなぁと思っています。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター：RIE.K
