事故防止を目指し 山陰初・第4種踏切に「踏切ゲートLite」導入へ

JR西日本山陰支社は、遮断機も警報機もない踏切、いわゆる「第4種踏切」に、山陰エリアでは初となる簡易的な踏切ゲートを、設置すると明らかにしました。さらなる事故防止を目指します。

従来、第4種踏切には、踏切への進入と退出時に、バーを前方に押すタイプの「踏切ゲート」が設置されてきましたが、「Lite」は、バーを上に持ち上げる形です。

2022年に実証実験が行われ、2023年から実際に導入が始まっています。

従来型に比べ、低コストで、施工も従来の3分の1、およそ2時間で設置可能ということです。

現在、山陰両県には34か所の第4種踏切がありますが、「踏切ゲートLite」の設置対象となるのは、歩行者・自転車・二輪車のみが通行する「第4種踏切」です。

3月中に、山陰線の下山踏切と木次線の宮の下踏切の2か所に設置する予定です。

また、2024年度は、さらに10か所に設置するということです。

JRによりますと、山陰両県の第4種踏切で発生した事故は、過去5年間で4件。

JRでは「踏切ゲートLite」の導入で、より一層の事故防止に取り組むとしています。

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