「パリに向かって成長していくだけ」五輪導く千金弾の高橋はなが決意!怪我の同僚への思い、サッカーができる環境への感謝も

なでしこジャパンは2月28日、パリ五輪のアジア最終予選・第2戦(第1戦は0-0)で、北朝鮮と国立競技場で対戦。26分に高橋はな、76分に藤野あおばがゴールを奪った後、1点を返されるも2-1で接戦をモノにし、2大会連続6回目のオリンピック出場を決めた。

試合後、FKの流れから押し込み、貴重な先制点を奪った高橋がインタビューに対応。興奮気味にこう語った。

「本当にこのチームのみんなのおかげ。そして会場に駆けつけてくださった皆さん、テレビで応援してくださった皆さんのおかげなので、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!」

ゴールシーンは「良いところにこぼれてきただけなので、もう押し込むだけでした」と振り返った高橋は、三菱重工浦和レッズレディースのチームメイトで、怪我でこの場に立てなかった猶本光への思いも口に。腕に巻いたテープに「名前を書いて臨んだので、一緒に戦っていました」と明かした。

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「光さんも頑張っているので、私たちも負けられないというところで。遠藤純も今回怪我で来られなくなってしまったので、色んな人の思いを背負って、チーム全員で戦いました」

今後は夏のパリ五輪に向けての準備期間となる。悲願の金メダル獲得へ、最後に意気込みを次のように示した。

「まずは出場権を決めることができて、本当にほっとしています。そして今、北陸地方もすごい大変の中、こうしてサッカーができるっていうこと、本当に当たり前のことではないので、感謝の気持ちを忘れずに。これからはパリに向かってどんどん成長していくだけなので、もっともっと頑張ります。これからもよろしくお願いします」

また一つチームワークを深めたなでしこジャパン。今夏、表彰台のてっぺんに上ることはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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